ヨガの先生インタビュー第6弾は陰ヨガのMisato先生!Misato先生は陰ヨガ一筋のピュア陰ヨガイスト!インタビュー前に受けたクラスは落ち着いたなかに厳格さとユーモアが混じったパワフルな時間でした。
陰ヨガって実は凄いパワフル
TOM: 本日は宜しくお願いいたします。また先ほどはクラス有難うございました!
MISATO: こちらこそ陰ヨガ受けていただき有難うございました!そしてよろしくお願いいたします。
TOM: 久々に陰ヨガを受けましたが、間違ったところに力が入ってたのか、明日筋肉痛になりそうな気配を感じています!そして身体が熱い!意外にパワフル!
MISATO: 笑!そう!陰ヨガって実は凄いパワフルなんです!
TOM: 早速ですが、Misato先生と陰ヨガとの出会いを教えてください。
MISATO: 会社員をしていた頃に地元で通っていた先生から、たまたま陰ヨガを紹介いただいたのがきっかけです。何だか良くわからないけど単に面白いなという感覚がありました。当時まだ陰ヨガのクラスが少なく、その先生がVictor Chng先生に習ったと知り、Victor先生のクラスを受講してより練習を深めるようになりました。
陰ヨガとはエネルギーを集め保持する
TOM: 今日のクラスの初めに「陰ヨガとはエネルギーを集める」という事を仰いましたがもう少し詳しく教えてください。
MISATO: はい!陰は「内燃」です。陰ヨガとは「エネルギーを集め保持するために丹田含む下半身の安定を作る練習」と言えます。例えば腕とかで頑張ると、余計なエネルギーを消耗します。下半身が安定すると上半身の余分な力が取れる。そのバランスを観ていくのが陰ヨガです。
TOM: では逆に上半身をつかった練習は陰ヨガでは出てこないのでしょうか?
MISATO: 上半身と下半身、全体のバランスを下半身から見ている練習と思ってもらえればと思います。経絡にフォーカスした腕から手の指先を使う練習もあります。
「静」の状態になる
TOM: 陰ヨガは兎に角一つのポーズのキープが長いですよね。これは何故でしょう?
MISATO: 筋肉より深い部分に浸透させるために時間がかかります。また気を集めて内側におさめていくために「静」の状態になることが必要なのです。
TOM: 今日クラスで丹田という言葉を仰っていましたが、バンダみたいなものでしょうか?
MISATO: 余りバンダを語れませんが、基本的には同じと思います。丹田があることで身体に負担をかけず守り、ポーズを安定させます。坐骨、足裏と連動して力強さと伸びやかな安定を作ります。
陽のアシュタンガ、陰の陰ヨガ?
TOM: 一般的な誤解なのかもしれませんが、陽のアシュタンガ、陰の陰ヨガということとは違うのでしょうか?
MISATO: 陰陽論は本当に難しいんです!笑!本来、陰ヨガの世界でしか陽のヨガという言葉は使わないんです。陰ヨガからすると、動きの質や分量的にはアシュタンガは陽と言えますが動きが多いから陽というのは表面的な表現です。陰陽は相対的。そのため比べる基準を示さず「陰ヨガは陰、アシュタンガは陽」というのは誤解を招きかけない表現です。
アシュタンガの中にも陰陽があります。陰、土台がないとアシュタンガも成り立ちません。そして陰ヨガの中にも陽はあります。ですが、それぞれの陰陽は同じものではありません。どこから見るか、なにと比べるか、そもそも「何のことを言っているのか」で陰陽は変わっていきます。ただ陰陽の性質というものはありますけどね。だんだん難しい話になってきました(笑)!
陰ヨガは補完ではなく完結したヨガ
TOM: 陰ヨガは比較的新しいヨガの流派ですよね。陰ヨガはハタヨガやアシュタンガヨガなど他の練習の補完という捉え方がありますが、そのあたりはいかがでしょう?
MISATO: 解剖学的に言えば、アプローチしているところが異なるので補完的役割になります。ただ私自身はそのように考えていなくて、、長く陰ヨガを練習してきて、「ヨガ」の練習という点においては十分完結するものだと感じています。
他のヨガで感じる自分自身の「壁」は陰ヨガで補う事はできません。身体が痛いなら、何故痛くなるのか根本を理解しなければ陰ヨガでも少し表情を変えて同じ問題にぶつかります。ただ気づくきっかけになることはあると思います!どこでどんなきっかけでそこに向かうかは人それぞれですから。
各先生によって陰ヨガの提唱の仕方が若干違うのでどの先生についているかでクラスの内容も異なります。私の先生のVictor先生は陰陽の本質をキチンと理解し全体のバランスを観ることが大切だとおっしゃっています。
TOM: アシュタンガはヨーガスートラの八枝則という哲学がベースにあります。陰ヨガにとって陰陽論が哲学書的な土台なのでしょうか?また陰ヨガの練習に陰陽論の知識や理解は必要ですか?
MISATO: Victor先生はヨガ哲学は勿論、道教や陰陽論を含む東洋思想など非常に深い知識をお持ちです。教える側は陰陽論の理解が絶対必要です。でも難しい!!難しいからこそ、教える側はキチンと理解することが必要です。生徒さんは練習を通して身体の感覚から陰陽論を理解していただけると思います。
陰ヨガは瞑想的なヨガ
TOM: 今日のクラスの印象としてパワフル!同時に副交感神経があがり子供のころに感じた安心したリラックスを感じることができました。サヴァーサナでは意識しないと途中寝てしまいそうになりました。笑!
MISATO: 良かったです!陰ヨガでも呼吸への意識を大切にしています。呼吸に意識を向けていくとすごく覚醒してきます。身体の表面と、心は静かなんだけど、すごい頭がはっきりしていますし身体の中は凄く大きな変化をしています。陰ヨガは瞑想的なヨガです。私はシャバーサナで寝てしまうことは、それはそれで良しとしています。というのは凄く疲れていてその緊張がとけることもあるので。でも毎回寝る癖がついている場合は練習を変える必要がありますけど。笑!
TOM: 陰ヨガはどんな方に誰に向いていますか?またどんな時にやってほしいですか?
MISATO: 頭をよく使う緊張型の現代人や安定感がなく落ち着きのない方には是非トライしてほしいです。動きたい人も、リラックスしたい人も、身体が硬い人も、年配の方も、男性にも女性にもいいですよ!ムーンデーでも、女性は生理の時にも練習できます。
ヨガとは人生です!
TOM: それでは最後にMisato先生にとってヨガとは?
MISATO: ヨガとは人生です!私はヨガを通して人としての成長を学ぶことをしていると感じています。
TOM: 今日はお忙しい中ありがとうございました!
MISATO: こちらこそ有難うございました。
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